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私は最近、アメリカの公認会計士(US CPAといいます)に合格しました。
4月から勉強を始めて、約半年後の11月にグアムで試験を受け、なんと一発合格
でした。この試験は全部で4科目あり、点数が足らない場合は部分的に合格となっ
てまた翌年に受験できるのですが、私の場合は4科目まとめて合格できたので、
自分でも驚いてしまいました。
私は勉強を始めるのが遅かったし、仕事しながらの準備でしたから、部分合格を
覚悟していたのですが、ストレートでの一発合格。実はこれ、勉強の技術のおか
げなんです。
私は、学生時代に日本の公認会計士を目指して勉強したことがあったのですが、
早々に脱落した経験を持っています。毎日目標を立てて机に向かおうとしたので
すが、どうしても机にたどりつけず自己嫌悪の日々でした。今から考えると、誤
解語のせいですよね(笑)。
まさか10年後、再び同じ分野を勉強することになるとは、しかも英語ですること
になるとは思いもよりませんでしたが、10年前との大きな違いは、「楽しく」勉
強できたということです。特に商法関係など、10年前には自分が何をやっている
のかさっぱりわからなかった分野の中で新鮮な発見がいろいろあり、あらためて
日本の法律をもう一度勉強したいと思うようになりました。
ちなみに、さまざまなノウハウ本や専門の予備校では、合格の必須事項として細
かい数字やデータを暗記することとされており、半年しか準備期間がなかった私
は「わあ時間が足りない」と弱気になっていました。それで、税率などの細かい
数字を暗記しなければいけないとされていた「税法」の科目を完全に捨てていま
した。ところが、結果はなんと100点満点の94点!(75点で合格)。世の中で広
まっている勉強法は、必ずしも正しくないものも多いと思いました。やはり、基
本の概念を押えることが全てです。細かいことは記憶しなくても、必要な時には
調べれればいいのです!
というわけで、私の経験をご報告させていただきました。勉強の技術は、専門的
な知識を身につける時、また英語などの外国語を使えるようにするのに、大いに
威力を発揮すると思います。どうもありがとう。