村田 ：ここの部分、あとで読んで、
問題解いておいてね。
今日やったところの復習になるから。
生徒Ａ：はい。
村田 ：で、いつやるの？
生徒Ａ：うーーーん、今度の日曜日かな。
ってその日は月曜日で、
やってっていったことは、
10分もかからないような量。
村田 ：復習なんだから、今日帰ってからやりな。
生徒Ａ：いやー、帰ってから、食事して、
風呂入ると12時すぎちゃうんですよ−。
別の例。
村田 ：学校だろうと、うちだろうと、
わからない単語を聞いたり読んだりしたら、
辞書つかって調べるんだよ。
生徒Ａ：えー、学校に辞書持って行けませんよー
これ以上荷物増やせません。
何かをやれというたびに、
口から出てくるできない理由。
わたしは、できない理由を聞くたびに
じゃあどうすんの？
と聞くだけです。
ふたたび、できない理由が返ってきても、
じゃあどうすんの？
何度でも繰り返します。
そんな生徒さん、なかなか進歩がありません。
で、卑屈になってきます。
おれ、才能ないんすよ。いくら勉強してもできないし。
そもそも、生まれつきできがわるいんすよ。
そこで、話したこと。
どんなにできなかろうが、
素直に言ったことやるやつは、
どんどん伸びてくんだよ。
君は、素直にやってるのかな？
その後も、相変わらず、
できない理由は出てきます。
でも、いろいろ理由を言った後に、
突然我に返ったように、
あ！？はい、わかりました。
と言ってきたりするのは、
かなりの進歩。
「親子で楽しむ学び方」の本の最初の部分に、
何かを学ぶには、まず学びたいという気持ちがたいせつです。
とあります。
まずは、この気持ちを生徒さんが持てるようにならないと、
何をやってもうまくいきませんねえ。
これが最初に必要だと強く感じている今日この頃です。
