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勉強ができないのはやり方を知らないからだ

194 ターンの練習



昔、水泳を教えたことがありました。

その子は、クロールのターンができるようになるのが次の課題。

その子はプールの端に向かって泳いでいって、
端にたどり着く直前で、
ターンしようとします。

一瞬水の中に消えたのですが、
手をバタバタさせて、

  うわー

とか叫んで、浮かび上がってきました。

頭がふらふらしていて、
自分の体のなにがどうなっていたのかもわかってない様子。

わたしは、もう何千回、何万回とターンをしてきているので、
自分がどうやってターンをしているのか、
なんて意識することはありません。

なんにも考えずにできるんです。

だから、ターンのやり方をすぐに言葉で説明できません。

それで、自分がどんな動きをしているのか、
意識しながらゆっくりターンをしてみました。

クロールのターンは、
プールの端につく直前で、
くるっと前に向けてひっくり返って、壁を蹴り、
その動作と同時に体をひねって、
うつぶせのクロールの体勢を作っていることが分かります。


で、その子に何を練習させたらいいか思いつきました。

水中でただの前回りです。

その次に、プールの壁のそばで、前回りさせて、壁をける練習。

このままだと、ターンした後に背泳ぎになってしまうので、
その次に、体のひねりを加えてターンした後クロールの体勢にする練習。

この順番で、一つずつ、確実にできるようになるまでやらせます。

その結果、数週間練習してもうまくいかなかったターンが、
30分もたたずにできるようになりました。


のちに、わたしは、「勉強の技術」を学んで、
「勉強がうまくいかない理由」のひとつに「段階の飛び越し」が
あることを知りました。

わたしがターンを教えて、できるようになったのは、
段階をきちんと踏ませて、
一つずつできるようにしていったからだと
あらためて、感じたのでした。





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